- 厚生年金基金は、会社の退職年金（下図①）と国の厚生年金の一部（下図②）をあわせるかたちで設立されました（下図③）。
- この基金は、国の厚生年金の一部（下図②）について、その掛金を会社や加入員から徴収し、加入員の退職後には年金の給付を国に代わって（代行して）行っていました。従って、この部分を『代行部分』（下図④）と言います。
- 基金に取り込んだ会社の退職年金は、『代行部分』に加算して支給されるという意味で『加算年金』（下図⑤）と言います。
- 平成16年１月に『代行部分』（下図④）を国へ返還しましたので、『代行返上』後（下図⑥）の状態となりました。
- 『基金』から給付されることになっていた『代行部分』は、国からの厚生年金として給付されることになります。
- 在職老齢年金等で国に代行部分を返上したために年金額が減額される方については、別途基金で保障（独自給付）しますので該当される方は基金までご連絡ください。
※在職老齢年金：旭化成を退職して他社で働いている場合等、給与に応じて国の年金額が調整される仕組み（基金が代行している間は減額されませんでした）。
